あざ

あざとは

あざのイメージ写真

皮膚の一部に色素の病的な沈着、もしくは血管が拡張あるいは増殖することで赤や紫などのまだら模様がみられている状態があざです。赤や紫に限らず、青や茶、黒などの色もみられることもあります。

なお赤いあざが顔にあるという場合、単純性血管や苺状血管腫が考えられます。前者は、血管が異常に増殖もしくは拡張することで現れるようになります。後者は、ほぼ平らな赤いあざで生後すぐに発症しますが、1歳になる頃がピークで、小学校低学年あたりで消えていくようになります。また青いあざが顔にみられる場合、太田母斑や異所性蒙古斑、茶色のあざという場合は扁平母斑の可能性が高いです。また、黒いあざがみられるという場合は、色素細胞母斑(ほくろ)が考えられます。

あざを治療する場合、いくつか方法がありますが、よく行われるのがレーザーによる治療(レーザー療法)です。ただ、あざの種類によって使用するレーザーは違ってきます。具体的には、色素レーザーは赤あざ、Qスイッチルビーレーザーは太田母斑、アレキサンドライトレーザーは扁平母斑といったものです。ほくろに関しては、炭酸ガスレーザーを使用していきます。なお、異所性蒙古斑や太田母斑、扁平母斑については保険適用によるレーザー治療もありますので、詳細はお気軽にお問い合わせください。